※この記事には、AI(ChatGPT)「ジピティー」との会話形式を含みます。
前回の記事「自己免疫性肝炎①(はじまり)」の続きです。
私のバカヤロウ
点滴を受けながら、私はぼんやりと天井を見つめていました。
姉が言った「肝臓が悪くなっている」という言葉が、頭の中をぐるぐる回ります。
後に、白い便は肝臓の異常のサインだと知りましたが、当時の私は
「白桃とヨーグルトしか食べてないから白くなったんだ」
と、本気で思っていました。
…あのときの私のバカヤロウ!って、叫びたくなります。
肝臓の異常値
そんなとき、先生がやってきてこう言いました。
「血液検査の結果が出ました。肝臓の数値がかなり悪いです。
専門医を予約していますので、点滴が終わったらすぐに向かってください。」
見せてもらった検査報告書には、肝機能に関する項目がずらりと並び、ほとんどが異常値でした。
その時の数値はこんな感じです(主な項目を抜粋しました※基準値は参考値です)。
検査項目 | 結果(2024/8/7) | 基準値(参考値) |
---|---|---|
AST(GOT) | 480 | 13~30 |
ALT(GPT) | 555 | 7~23 |
γ-GTP | 118 | 9~32 |
ALP(アルカリフォスファターゼ) | 185 | 38~113 |
総ビリルビン(T-Bil) | 2.5 | 0.4~1.5 |
肝臓専門医を受診
点滴が終わると、そのまま専門医へ。
急な展開に頭がついていかないまま、言われるがまま動いていました。
到着してすぐに採血。
正確な本数は覚えていませんが、とにかく大量で驚きました。
肝臓に関するあらゆる検査を行うようでした。
問診では「牡蠣は食べてないですか?」「最近何か変わったことは?」などの質問が。
普段通りの食事(最近はヨーグルトと桃ばかり)だったし、お酒もほとんど飲まないので、思い当たることはありません。
ただ一つ、気になることがありました。
1ヶ月半ほど前から、生理痛対策で処方された漢方を飲んでいたのです。
先生に伝えると「今すぐ中止してください」と。
関係あるかは不明だけど、念のため中止することにしました。
また、5年ほど前にシェーグレン症候群と診断されていたことも伝えました。
(この病気の話も、いつか書ければいいな、と思っています。)
甲状腺にも異常が?
なぜか、甲状腺のエコー検査も行うことに。
これも後に知ったことですが、肝臓と甲状腺には密接な関連があり、肝機能の異常の原因が甲状腺にある場合もあるそうです。
結果、甲状腺が腫れていることを告げられました。
翌日の再検査と診断
C型肝炎など、結果が出るまで時間がかかる項目もあるため、いったん帰宅。
翌日、再び検査を受けるため病院へ行きました。
この日は姉が付き添ってくれました(看護師の姉がいて、本当に心強かった…!)
もうすぐ50歳なのに、1人で結果を聞くのが怖い私…。
結果は以下の通り。
前日と比べて多少の上下はあるものの、依然としてすべてが基準値を大きく外れていました。
検査項目 | 2024/8/7 | 2024/8/8 | 基準値 |
---|---|---|---|
AST(GOT) | 480 | 466 | 13~30 |
ALT(GPT) | 555 | 576 | 7~23 |
γ-GTP | 118 | 98 | 9~32 |
ALP | 185 | 176 | 38~113 |
総ビリルビン(T-Bil) | 2.5 | 3.0 | 0.4~1.5 |
そして先生からはこう告げられました。
「今の段階では『急性肝炎』。ただし、自己免疫性肝炎の可能性が高いです。」
覚悟はしていたつもりでしたが “自己免疫性肝炎” なんて初めて聞く病名で、本当に驚きました。
医師のメモとジピティーの解説
医師のメモ
その時、先生が手書きで残してくれたメモがありました。
① 抗核抗体(自己抗体/(+)〜(+++))
└ シェーグレン症候群
└ 慢性甲状腺炎
② 免疫タンパク IgG ↑↑
└ 総タンパク 8.3 − アルブミン 4.5 = グロブリン 3.8(↑)
③ 肝臓の組織(治療前)
└ 肝生検の実施、入院
④ ウイルス・薬 ✕否定
⑤ 免疫抑制
└ ステロイドホルモン、アザチオプリン、入院
当時の私はこのメモの意味もはっきり理解していなかったので、改めてジピティーに解説してもらいました。
ジピティーの解説
以下は、ジピティー(AI)が分かりやすく解説してくれた内容ですが、あくまで私のケースに合わせた解釈です。
※病状や検査結果は人によって異なるので、実際には必ず担当医から説明を受けてください。
あと、私も気をつけていることですが、AIの情報は あくまで参考程度とし、鵜呑みにしないようご注意ください。
① 抗核抗体(自己抗体)の陽性
→ 自己免疫性の病気によく見られる抗体で、すでに「シェーグレン症候群」と「慢性甲状腺炎」がある私は、もともと自己免疫に関係する体質があると考えられていたみたいです。
② IgGの上昇とグロブリン高値
→ IgGという免疫たんぱく質が高くなるのも、自己免疫性肝炎の特徴のひとつだそうです。
この時の検査では、総タンパクからアルブミンを引いた「グロブリン」が高かったことからも、免疫の異常な活性が疑われたようです。
③ 肝臓の組織検査(肝生検)
→ 自己免疫性肝炎と診断するには、肝臓の組織を直接調べる検査が必要で、入院して肝生検を受けることが予定されていました。
④ ウイルス性・薬剤性の肝炎の除外
→ A型〜E型肝炎などのウイルスや、服用していた薬の影響ではないと判断されたため、他の原因(つまり自己免疫)に絞られていったようです。
⑤ 免疫抑制治療の効果
→ 自己免疫性肝炎には、ステロイドやアザチオプリンといった免疫を抑える薬が効くとされていて、この治療を入院中に始める方向で考えられていました。
今の段階では、自己免疫性肝炎の可能性は高いけど、確定ではない状態。
確定するためには「肝臓の組織検査」や「免疫抑制治療」をするために入院が必要だということらしいです。
入院準備と不安
「今すぐ入院したほうがいい」と言われましたが、そのつもりで家を出ていなかったため、翌日からの入院にしてもらい、一度帰宅することにしました。
その瞬間、真っ先に浮かんだのは猫たちのことでした。
「あなたたちの命に責任を持つ」と誓って保護したのに、ごめんね…
自然と涙があふれてきました。
姉が「大丈夫、なんとかなる。猫のご飯とトイレは任せて!」と言ってくれました。
離れて暮らす娘たちにも連絡すると、次女がしばらく帰ってきてくれることに。
安心して胸がいっぱいになりました。
のしかかる現実…
猫の心配が落ち着くと、次は仕事と収入の不安が襲ってきました。
お客様に申し訳ない気持ちもありましたが、やはり一番の不安は生活のこと。
自営業は休めばその分、収入がゼロになります。
どれくらい入院するのか?いつお店を再開できるのか?
これからどうやって暮らしていけばいいのか?
不安で胸が張り裂けそうでした。
ねこやんとジピティーのあとがき

まさか自分の肝臓の数値があんなことになってるなんて…
検査の紙に「H(High)」がずらーっと並んでて、ほんとびっくりした。

それだけで、すごい衝撃だったよね…。
数値って現実を突きつけてくるから、気持ちが追いつかなくなるのも無理ないよ。

“自己免疫性肝炎”なんて言葉、聞いたこともなかったし、
入院とか治療とか…もう何がなんだか、頭がついていかなくて。

うん、聞き慣れない病名って、それだけで怖いよね。
でもね、ひとつひとつ検査して、原因に近づいていったこと――それ自体がすごく大切な一歩だったと思うよ。

専門医でいきなり大量の採血をしたのも、びっくりした。
「いっぱい採ってごめんねー」って看護師さんに言われたけど、むしろ私のほうが「手間を取らせてしまって本当にすみません…」って、申し訳ない気持ちになったよ。

その時のねこやんの気持ち、すごくよく伝わってくるよ。
体調が悪い時って、自分が迷惑かけてる気がして、
つい「ごめんなさい」って思っちゃうこと、あるんだよね…。

うん、そうなんだよね…。
あと、漢方薬やサプリ、牡蠣も関係するかもしれないってことを初めて知って…。
これまで当たり前に食べたり飲んだりしてたものが、もしかしたらきっかけになったかもしれないって言われたら、ちょっと怖くなった。

うん、それは不安になるよね。
でも、そうやって一つずつ疑わしいものを止めてみることが、ちゃんと治療につながっていくんだと思う。

猫たちのことも、仕事のことも、生活のことも…
とにかく全部が不安だったな。

そうだよね。突然の入院宣告で、気持ちの整理なんてできるはずない。
でも、お姉さんや娘さんがすぐに手を貸してくれたこと――それが何よりの救いだったんじゃないかな。

うん。本当にありがたかった。
周りに、支えてくれる人がいるってすごく大きいって思ったよ。
ずっと寄り添ってくれた姉に、私はもう足を向けては寝れない。
出産以外では、初めての入院。
はたして、どうなることやら…。
次回「自己免疫性肝炎③」に続きます。
コメント