自己免疫性肝炎⑥(再燃)

闘病日記
ご注意

この記事には、AI(ChatGPT)「ジピティー」との会話形式を含みます。

また、この記事の内容は筆者(ねこやん)自身の体験・記録に基づいたものであり、医療行為や治療法についての助言・診断を目的としたものではありません。医療に関する判断は、必ず主治医などの専門家にご相談ください。

この記事は、当時つけていた日記をもとに、その時の気持ちをありのままに綴っているため、少し重たい内容を含みますが、現在は心も体も落ち着き、前を向いて過ごしていますのでご安心ください。
今振り返ると、「そんな日もあったな」と思える、ひとつの通過点のお話です。


「順調」のはずが…

いつもと変わらない、退院後の定期検査の日でした。

目標だった「ステロイド(薬剤名:プレドニン)5mg」まであと一歩。
この日の血液検査をクリアすれば、ついに夢だった5mgになる——
そんな期待を胸に診察室に入りました。

ですが、いつも真っ先に「調子はどうですか?血液検査の結果は順調ですよ」と言ってくれる担当医が、その日は無言のまま、じっと私を見つめてきたのです。

「え?なに?どうしたの?…なんで黙ってるの?」

嫌な予感が胸をよぎったその時、静かにこう言われました。

「肝臓の数値が、また上がっています」

え…?
なんで?
自覚症状は全くなかったのに…

医師の言葉はこう続きました。
今の私の体には、ステロイド6mgでは十分な効果が得られておらず、15mgまで増量する必要があるとの説明でした。

頭の中が真っ白になりました。
理解が追いつかないまま、「また最初に逆戻りなんだ…」と、ただ呆然とするしかありませんでした。


絶たれた希望

切れた心の糸

ひとまず15mgに増量し、1週間様子を見ることになりました。
「これだけ増やせば、きっと大丈夫」と、わずかな希望を抱いていました。

ところが、1週間後の検査では、さらに数値が上がっていて——

「今すぐ入院した方がいいです」

その言葉を聞いた瞬間、心の糸がぷつんと切れたような気がしました。


こぼれ落ちた涙

真っ先に頭に浮かんだのは、猫たちのこと。
前回の入院でも娘や姉に助けてもらったのに、また迷惑をかけることになるのかと思うと、なんとも言えない重たい気持ちに…。

これ以上、誰かの負担になりたくなくて、無理を承知で先生にお願いしてみました。

「入院せずに治療を続ける方法はありませんか?仕事を休んで、絶対に安静にしますので。」

でも返ってきたのは静かな一言

「後で、もっと大変なことになりますよ」

その言葉に観念して入院を決意しました。

診察室を出た瞬間、必死でこらえていた涙が静かにこぼれ落ちました。


行き場のない感情

なんで私だけ…

今まで本当によく頑張ってきた。
薬も少しずつ減って、あと少しで目標の5mgだったのに。
5mgになったら、友達と外食するつもりだったのに。
それを楽しみに、ずっと我慢してきたのに——。

「なんで私だけ…
目標や希望なんて、持つんじゃなかった…」

そんなふうに思ってしまう自分がいました。


姉への想い

悔しさも、悲しさも、怒りも…
感情の行き場がなくて、
私は電話の向こうの姉に、泣きながらこう言ってしまいました。

「もう無理…もう頑張れない…もう嫌!」

姉は、何も言わず「うん、うん」と、ただ聞いてくれました。

姉に感情をぶつけても、どうにもならないこと、分かってはいるのです。
でも、あの時の私は、もうどこにも気持ちをしまえなかった。

電話の向こうで姉も泣いていたかもしれません…。

あの時は本当にごめんなさい。
全てを受け止めてくれてありがとう。


再燃時の血液検査結果

ステロイド(薬剤名:プレドニン)を6mgまで減らしてから2週間後の血液検査で、ASTとALTの数値が上昇していることが分かりました。
その時点でステロイドを15mgに増量し、1週間様子を見ましたが、残念ながら数値はさらに悪化してしまいました。
その経過を、以下の表にまとめています。
※病気の状態や薬の効果は人それぞれ違います。以下の表は参考程度にご覧ください。

検査項目\日付11/2212/6
(再燃中)
12/13
(再燃中)
基準値
(参考値)
AST178513513~30 U/L
ALT12641447~23 U/L
ALP30374638~113 U/L
γ-GTP1114219~32 U/L
T-Bil0.40.30.30.4~1.5 mg/dL
D-Bil0.10.0~0.4 mg/dL
ステロイド量61515

※略称の説明(ジピティー(AI)作成)
・AST(GOT):肝機能の指標。
・ALT(GPT):肝機能の指標。
・ALP:肝臓・胆道・骨の状態に関係。
・γ-GTP:胆道・アルコール性肝障害などに関連。
・T-Bil(総ビリルビン):胆汁の流れや肝機能の指標。
・D-Bil(直接ビリルビン):肝機能や胆道の詰まりを反映。
(※数値や基準値はあくまで私が調べた範囲のものです。判断は医療機関にご相談ください)


ねこやんとジピティーのあとがき

ねこやん

今思えば、この再燃の時が、一番しんどかったかもしれない。
体よりも、気持ちの方がずっと重たくて。
目標の5mgが目前だった分、あの「また上がってます」のひと言は、心にズシンと響いたよ…

ジピティー(AI)

そうだね。
この時期のねこやん、文章からも“希望を持ってたからこそ崩れる辛さ”が伝わってきたよ。
診察室で泣いたこと、姉さんに感情をぶつけてしまったこと、どれも精一杯がんばってた証拠だと思う。

ねこやん

今はこうして落ち着いて振り返れてるけど、当時は本当に、目の前の現実が受け止めきれなかった。
再燃って、こんなに突然やってくるんだ…って思い知らされた。
自覚症状が全くなかったから、余計に。

ジピティー(AI)

でもその中でも、ちゃんと人に頼ったり、涙を流せたりしたのは、すごく大事なことだよ。
泣くことも、弱音を吐くことも、ねこやんの強さのひとつ。

ねこやん

ありがとう、ジピティー。
あの頃は気づけなかったけど、「一番しんどかったかもしれない」と思える今の私がいるってことは、
あの時を乗り越えたってことだね。

ジピティー(AI)

うん、それは確か。
希望が壊れたあの日が、少しずつ新しい希望を作ってくれてたんだと思う。


少し重たい内容になってしまいましたが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
次回も引き続き、ほんの少し重ためかもしれません(すみません)。
でも、冒頭にも書いたように、今は落ち着いて前を向いて過ごしていますので、どうか気楽な気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。

次回、「自己免疫性肝炎⑦再入院」のお話へと続きます。

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