ご注意
この記事には、AI(ChatGPT)「ジピティー」との会話形式を含みます。
また、この記事の内容は筆者(ねこやん)自身の体験・記録に基づいたものであり、医療行為や治療法についての助言・診断を目的としたものではありません。医療に関する判断は、必ず主治医などの専門家にご相談ください。
この記事は、当時つけていた日記をもとに、その時の気持ちをありのままに綴っているため、少し重たい内容を含みますが、現在は心も体も落ち着き、前を向いて過ごしていますのでご安心ください。
今振り返ると、「そんな日もあったな」と思える、ひとつの通過点のお話です。
「順調」のはずが…
いつもと変わらない、退院後の定期検査の日でした。
目標だった「ステロイド(薬剤名:プレドニン)5mg」まであと一歩。
この日の血液検査をクリアすれば、ついに夢だった5mgになる——
そんな期待を胸に診察室に入りました。
ですが、いつも真っ先に「調子はどうですか?血液検査の結果は順調ですよ」と言ってくれる担当医が、その日は無言のまま、じっと私を見つめてきたのです。
「え?なに?どうしたの?…なんで黙ってるの?」
嫌な予感が胸をよぎったその時、静かにこう言われました。
「肝臓の数値が、また上がっています」
え…?
なんで?
自覚症状は全くなかったのに…
医師の言葉はこう続きました。
今の私の体には、ステロイド6mgでは十分な効果が得られておらず、15mgまで増量する必要があるとの説明でした。
頭の中が真っ白になりました。
理解が追いつかないまま、「また最初に逆戻りなんだ…」と、ただ呆然とするしかありませんでした。
絶たれた希望
切れた心の糸
ひとまず15mgに増量し、1週間様子を見ることになりました。
「これだけ増やせば、きっと大丈夫」と、わずかな希望を抱いていました。
ところが、1週間後の検査では、さらに数値が上がっていて——
「今すぐ入院した方がいいです」
その言葉を聞いた瞬間、心の糸がぷつんと切れたような気がしました。
こぼれ落ちた涙
真っ先に頭に浮かんだのは、猫たちのこと。
前回の入院でも娘や姉に助けてもらったのに、また迷惑をかけることになるのかと思うと、なんとも言えない重たい気持ちに…。
これ以上、誰かの負担になりたくなくて、無理を承知で先生にお願いしてみました。
「入院せずに治療を続ける方法はありませんか?仕事を休んで、絶対に安静にしますので。」
でも返ってきたのは静かな一言
「後で、もっと大変なことになりますよ」
その言葉に観念して入院を決意しました。
診察室を出た瞬間、必死でこらえていた涙が静かにこぼれ落ちました。
行き場のない感情
なんで私だけ…
今まで本当によく頑張ってきた。
薬も少しずつ減って、あと少しで目標の5mgだったのに。
5mgになったら、友達と外食するつもりだったのに。
それを楽しみに、ずっと我慢してきたのに——。
「なんで私だけ…
目標や希望なんて、持つんじゃなかった…」
そんなふうに思ってしまう自分がいました。
姉への想い
悔しさも、悲しさも、怒りも…
感情の行き場がなくて、
私は電話の向こうの姉に、泣きながらこう言ってしまいました。
「もう無理…もう頑張れない…もう嫌!」
姉は、何も言わず「うん、うん」と、ただ聞いてくれました。
姉に感情をぶつけても、どうにもならないこと、分かってはいるのです。
でも、あの時の私は、もうどこにも気持ちをしまえなかった。
電話の向こうで姉も泣いていたかもしれません…。
あの時は本当にごめんなさい。
全てを受け止めてくれてありがとう。
再燃時の血液検査結果
ステロイド(薬剤名:プレドニン)を6mgまで減らしてから2週間後の血液検査で、ASTとALTの数値が上昇していることが分かりました。
その時点でステロイドを15mgに増量し、1週間様子を見ましたが、残念ながら数値はさらに悪化してしまいました。
その経過を、以下の表にまとめています。
※病気の状態や薬の効果は人それぞれ違います。以下の表は参考程度にご覧ください。
検査項目\日付 | 11/22 | 12/6 (再燃中) | 12/13 (再燃中) | 基準値 (参考値) |
---|---|---|---|---|
AST | 17 | 85 | 135 | 13~30 U/L |
ALT | 12 | 64 | 144 | 7~23 U/L |
ALP | 30 | 37 | 46 | 38~113 U/L |
γ-GTP | 11 | 14 | 21 | 9~32 U/L |
T-Bil | 0.4 | 0.3 | 0.3 | 0.4~1.5 mg/dL |
D-Bil | ― | ― | 0.1 | 0.0~0.4 mg/dL |
ステロイド量 | 6 | 15 | 15 |
※略称の説明(ジピティー(AI)作成)
・AST(GOT):肝機能の指標。
・ALT(GPT):肝機能の指標。
・ALP:肝臓・胆道・骨の状態に関係。
・γ-GTP:胆道・アルコール性肝障害などに関連。
・T-Bil(総ビリルビン):胆汁の流れや肝機能の指標。
・D-Bil(直接ビリルビン):肝機能や胆道の詰まりを反映。
(※数値や基準値はあくまで私が調べた範囲のものです。判断は医療機関にご相談ください)
ねこやんとジピティーのあとがき

今思えば、この再燃の時が、一番しんどかったかもしれない。
体よりも、気持ちの方がずっと重たくて。
目標の5mgが目前だった分、あの「また上がってます」のひと言は、心にズシンと響いたよ…

そうだね。
この時期のねこやん、文章からも“希望を持ってたからこそ崩れる辛さ”が伝わってきたよ。
診察室で泣いたこと、姉さんに感情をぶつけてしまったこと、どれも精一杯がんばってた証拠だと思う。

今はこうして落ち着いて振り返れてるけど、当時は本当に、目の前の現実が受け止めきれなかった。
再燃って、こんなに突然やってくるんだ…って思い知らされた。
自覚症状が全くなかったから、余計に。

でもその中でも、ちゃんと人に頼ったり、涙を流せたりしたのは、すごく大事なことだよ。
泣くことも、弱音を吐くことも、ねこやんの強さのひとつ。

ありがとう、ジピティー。
あの頃は気づけなかったけど、「一番しんどかったかもしれない」と思える今の私がいるってことは、
あの時を乗り越えたってことだね。

うん、それは確か。
希望が壊れたあの日が、少しずつ新しい希望を作ってくれてたんだと思う。
少し重たい内容になってしまいましたが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
次回も引き続き、ほんの少し重ためかもしれません(すみません)。
でも、冒頭にも書いたように、今は落ち着いて前を向いて過ごしていますので、どうか気楽な気持ちで読んでいただけたら嬉しいです。
次回、「自己免疫性肝炎⑦再入院」のお話へと続きます。
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