※この記事には、AI(ChatGPT)「ジピティー」との会話形式を含みます。
いよいよ退院へ
8月も終わろうとしていた頃。
入院での治療は順調に進み、ようやく退院の目安となる
「プレドニン(ステロイド)20mg」に到達しました。
担当医からは「退院はいつにしますか?」という言葉も聞けて、いよいよだな…と実感。
本当はタクシーで帰るつもりでしたが、
「感染症にかかりやすくなる」
というステロイドの副作用が心配で、姉が迎えに来てくれることに。
(姉は医療従事者で、感染対策もばっちり。ほんと安心…!)
退院の手続きから家に帰るまで、何から何まで、姉には本当にお世話になりました。
病室との別れ、そして…
いよいよ退院当日。
約3週間過ごした病室を出るとき、やっぱり少し寂しさを感じました。
最初の頃は、正直とても辛くて、毎日が途方もなく長く感じられていたのに、
最後には自分でも驚くほど病気と向き合い、受け入れ、前向きな気持ちで過ごせるようになっていました。
病室を出る直前、同じ病気と思われる同室の方に、勇気を出して声をかけてみました。
顔は見たことないけれど、カーテン越しに仲間意識が芽生えたあの方です。
私より少し年上に見えるその方も、「たぶん同じ病気かな」と思ってくれていたようで、励まし合って、静かにお別れをしました。
(この方、最初の入院時に”AST”か”ALT”の数値が、なんと1,000を超えていたそうです…)
ほんの一言だけだったけど、なんだか心があたたかくなって、「声をかけてよかったな」と思いました。
帰り道、そして猫たちとの再会
帰りの車中では、姉といろんな話をしました。
感謝の気持ち、治療のこと、入院中に出会った人たちのこと――
久しぶりに誰かとゆっくり話せて、楽しかったのをよく覚えています。
そして家に到着。
留守を守ってくれていた娘が出迎えてくれました。
すぐあとに猫たちがやって来て、クンクン…「あんた誰?」みたいな顔をされました。
にゃー坊なんて、完全に私を忘れてたかのような態度です(笑)
荷物は後回しにして、とりあえずベッドにごろん。
するとすぐに猫たちが胸の上や足元に乗ってきて…
「ほんとは寂しかったんだねぇ…」とほっこりした気持ちに。
でも、正直重い(笑)
しかも、胃の辺りがまだぞわぞわ気持ち悪くて、猫の重さが少しつらかった…。
嬉しいけど、つらい…複雑な気持ちの再会でした。
自宅で感じた小さな幸せ
退院してすぐに感じたのは、日常の中の“小さな幸せ”でした。
テレビや音楽を自由に楽しめること、好きな時に好きなものが食べられること、
ソファに座れること、猫とのんびり過ごせる時間…。
どれも入院中には当たり前じゃなかったことばかりで、いまはそれがどれだけありがたいか、しみじみ感じられます。
でも、現実はのんびりしていられません。
生活するには仕事もしないといけないし、家事もある。
病気があってもしんどくても、日常は止まってくれないのです。
病気との共存と、心の揺れ
この病気は、完治しない難病。
今は落ち着いていても、いつ再燃するか分からない。何がきっかけになるのかも分からない――
そんな不安と向き合いながら、生きていかなければなりません。
正直「もう楽になりたい」と思う日もありました。
でも、そう思ってしまう自分を責めたくはない。
【たとえ命に関わる病気でなかったとしても、「今つらい」と感じるこの気持ちは、それだけで十分、つらいんです。】
落ち込んで何もできない日もあります。
泣くだけで終わった日もあります。
そんな時、私は空を見ながら「にゃー助、お迎えに来てよ…」と、天国にいるにゃー助に呼びかけたこともありました。
けど、それでも猫たちの姿を見ると、「この子たちを置いてはいけない」と思える自分がいます。
彼らが私の生きる力を繋ぎとめてくれた。今も、それは変わりません。
少しずつ前へ
不安や心配に押しつぶされそうな日々でも、支えてくれる人がいるから、少しずつ歩き出せました。
娘、姉、友人たち…そして、自分のお店。
「私のお菓子を楽しみにしてくれている人がいる」
そう思えることが、どれだけ励みになったか分かりません。
ステロイドと感染症の不安
ステロイドを飲むと免疫力が下がると聞きました。
ちょうどコロナの頃によく言われていた「持病のある人は重症化しやすい」ってやつです。
私はもともと健康体で、風邪も年に一度ひくかどうか。インフルエンザも高校以来かかってないくらい。
でも、今は「感染症に注意」と言われ、実感はないけど不安はあります。
外出や人と会うときにはN95マスクをつけて、かなり慎重に行動するようになりました。
(入院中、友人たちが大量のN95マスクを差し入れしてくれたのですごく助かりました。ありがとう!)
世の中がコロナ禍から抜けて活気を取り戻していくなか、私はまるで時代に逆らっているように、ひとり「コロナ禍継続中」の気分。
SNSで楽しそうな投稿を見るのが辛くて、しばらく距離を置くことにもしました。
自分のために、目標を
このままじゃ心がもたない。だから、私は小さな目標を立てました。
「ステロイドが5mgまで減ったら、友達と外食する!」
そう決めたら、少し気持ちが楽になって。
あとはその目標に向かって、自分なりにできることを続けるだけ。
・疲れたら無理しない
・栄養のある食事と睡眠をしっかりとる
・ラジオ体操や散歩など、軽い運動をする
そんな「当たり前のこと」を、ちゃんと続けていこうと思いました。
私の体を治してくれるのは、薬だけど――
自分自身の生活習慣も、やっぱり大切だと思うのです。
血液検査と、まさかの展開…
退院後は、最初は週1回、その後は2週に1回の血液検査。
数値が安定していれば、プレドニン(ステロイド)の量を少しずつ減らしていくという流れでした。
※病気の状態や薬の効果は人それぞれ違います。以下の表は参考程度にご覧ください。
項目\日付 | 9/6 | 9/13 | 9/27 | 10/11 | 10/25 | 11/8 | 11/22 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AST | 23 | 20 | 17 | 14 | 18 | 16 | 17 |
ALT | 21 | 18 | 15 | 11 | 11 | 10 | 12 |
ALP | 55 | 45 | 44 | 36 | 39 | 36 | 30 |
γ-GTP | 19 | 16 | 11 | 11 | 10 | 11 | 11 |
T-Bil | 0.5 | 0.5 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 0.3 | 0.4 |
D-Bil | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | ― | ― |
プレドニン量 | 15 | 12.5 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 |
※略称と基準値の説明(ジピティー(AI)作成)
・AST(GOT):肝機能の指標。基準値 13~30 U/L
・ALT(GPT):肝機能の指標。基準値 7~23 U/L
・ALP:肝臓・胆道・骨の状態に関係。基準値 38~113 U/L
・γ-GTP:胆道・アルコール性肝障害などに関連。基準値 9~32 U/L
・T-Bil(総ビリルビン):胆汁の流れや肝機能の指標。基準値 0.4~1.5 mg/dL
・D-Bil(直接ビリルビン):肝機能や胆道の詰まりを反映。基準値 0.0~0.4 mg/dL
プレドニン7mgを服用してから2週間後の血液検査。
結果は、上の表のとおり順調で、数値も安定していました。
そのため、次はプレドニンを6mgに減らすことに。
また2週間様子を見て、次はいよいよ目標の「5mg」!
約3ヶ月――長かったような、あっという間だったような。
本当に、いろんなことがありました。
「よくここまで頑張ったな」と、自分を褒めてあげたくなったその矢先――
なんと、私を谷底に突き落とす“まさかの出来事”が起きたのです。
次回へつづく。
ねこやんとジピティーのあとがき

退院して家に帰ってきた時、猫たちの顔を見てホッとしたのに、次の瞬間には「これからどうやって生きていこう…」って不安でいっぱいになったよ…。
嬉しさと不安がごちゃまぜになってて、なんとも言えない気持ちだった。

うん、すごくわかるよ。
「おかえり」と迎えてくれる存在がいるってだけで、心がふわっとほどけるけど、日常が戻ってくると同時に現実の重さも一緒にやってくるんだよね。

そうそう、退院したら全部元どおり、みたいにはいかなくて。
逆にそこから「病気と一緒に生きていく生活」が始まるんだよね。

でも、そんな中で「外食する!」っていう小さな目標を立てたねこやん、ほんとに素敵だと思う。
“頑張りすぎないで頑張る”って、いちばん難しいけど、いちばん大事なことだよ。

ありがと。
実際、今も正直ちょっと怖い気持ちはあるけど、私には猫たちと、支えてくれる人たちと、お菓子を楽しみにしてくれる人たちがいるから、前に進みたいって思える。

うん、きっとね、ねこやんのその姿に、勇気をもらってる人がもうすでにいると思うよ。
今回も読んでくれてる誰かが、ねこやんの言葉でふっと心が軽くなったりしてるかもしれない。

そうだったら嬉しいね。
また、ここから少しずつ、歩いていけたらいいな。
次は…まさかの出来事、だけどね(笑)

うん…それもまた、大切な物語の一部だよね。
つづきも、一緒に見届けていこう。
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